先週のNFPで利下げ観測が強まりドル安が進行。今週はその巻き戻し有無とインフレ指標の結果が焦点。ドル円は戻り売り優勢、ユーロ・ポンド・金は押し目買いを基本戦略に。
今週の全体テーマ
「ドル安の流れは続くのか、それとも雇用統計後の巻き戻しが出るのか?」
- 先週の米雇用統計(NFP)弱め→利下げ期待再燃でドル売り優勢。
- 米金利の低下と、欧州・英国側の相対タカ派度合いが通貨強弱に直結。
- 今週はビッグイベントは限定的だが、インフレ関連指標が方向性を左右。
ドル円(USDJPY)予想:戻り売り優勢、155円台は重い
テクニカル概況
- 155.20〜155.50に戻り売りが出やすいレジスタンス帯。
- 週足は長い上ヒゲで上値の重さを示唆。
- オシレーター(MACD/RSI)は過熱からの反転気配。
ファンダメンタル要因
- 日銀は漸進的だが、追加引き締め示唆への感応度は高い。
- 米国は利上げ終了観測が優勢で、金利差テーマがやや後退。
今週の戦略プラン
| シナリオ | エントリー | 利確ターゲット | 損切りガイド | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 戻り売り(ベース) | 155.40〜155.60 | 154.60 / 153.80 | 156.00超え | レジ下で売り直し、短期回転 |
| 押し目買い(短期) | 153.80〜154.20 | 155.00 | 153.50割れ | 戻り狙いは浅め・素早く |
※イベント前は値動きが荒くなる可能性があるため、ポジションサイズは控えめ推奨。
ユーロドル(EURUSD)予想:押し目買いが有利、1.0950〜1.1000が射程
テクニカル概況
- 10月末からの上昇トレンドを維持。
- 1.0750が重要サポートとして機能。
ファンダメンタル要因
- ECBはタカ派から中立気味へ。ただし米の利上げ停止観測が相対的ユーロ高を後押し。
戦略プラン
- 押し目買いを基本。1.0750〜1.0780を明確に割れない限り強気継続。
- 上値メド:1.0950 → 1.1000。
ポンドドル(GBPUSD)予想:欧州通貨で相対強、継続買い目線
ポイント
- 英国のインフレは粘着的。BOEは早期利下げを否定。
- ドル安環境では、ユーロより相対強度が出やすい局面も。
戦略プラン
- スイング:押し目買い継続。短期は指標前後の乱高下に注意。
- 上値メドは直近高値の上抜け可否で都度更新。
ゴールド(XAUUSD)予想:押し目買い継続、高値追いは慎重
金利低下観測と地政学リスクで買いが入りやすい一方、高値圏でのボラ拡大に注意。
| ゾーン | エントリー | 利確ターゲット | 損切りガイド | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| 押し目買い | $2350〜2360 | $2400〜2420 | $2330割れ | 突っ込み買いは避け、押し待ち |
今週の主な経済指標(11/10〜)
| 日付 | イベント/指標 | 注目度 | 想定インパクト |
|---|---|---|---|
| 11/12(火) | 英国・失業率 | ★★★ | ポンドのボラ上昇、ポンドクロス主導 |
| 11/13(水) | 米・PPI(生産者物価) | ★★★ | インフレ感応度高、先行して米金利を動かす可能性 |
| 11/14(木) | 米・CPI(消費者物価) | ★★★★★ | 最重要。予想下振れならドル安継続/上振れなら巻き戻し |
| 11/15(金) | 米・ミシガン大学消費者信頼感(速報) | ★★ | 期待インフレ率のサプライズに注意 |
※発表時刻はブローカーやニュースソースにより表示差異あり。取引前に必ずご確認ください。
総括とトレード方針
- キーワード:ドル安継続か巻き戻しか。米インフレ指標が全てを決める。
- ドル円:155円台は戻り売り優勢。短期回転でリスク管理。
- ユーロ/ポンド:押し目買いベース。米金利動向次第で一段高も。
- ゴールド:押し目待ち。高値追いは慎重に。
まとめ:「指標までは短期主体、CPI後にトレンド追随」──これが今週の基本戦術。
免責事項
本記事は教育目的の相場分析であり、特定銘柄・通貨の売買を推奨するものではありません。最終判断はご自身の責任でお願いいたします。相場は常に変化するため、記載内容は予告なく変わる場合があります。
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