【2025年12月】FX相場の月間予想|ドル円・ユーロ・ポンド・ゴールド

週間相場予想

2025年12月は、FOMCやインフレ指標など重要イベントが集中する「トレンドの分岐点」となる月です。
ドル円は高値圏での攻防が続き、ユーロ・ポンド・ゴールドもドルの方向性に大きく左右される展開が想定されます。
以下では、12月全体の相場イメージと通貨別の戦略を整理していきます。


12月全体の相場テーマ:FOMC前後の方向転換・ドル本格トレンドの見極め

12月は毎年、「トレンドが出やすいが、だましも多い」月として知られています。特に2025年は、以下の材料が重なり例年以上にボラティリティが高まりやすい状況です。

  • ・年内最後のFOMC → 来年の利下げペース・ドットチャートが注目
  • ・年末の機関投資家によるリバランス(ポジション持ち替え)
  • ・クリスマス前後の薄商い → 小さなフローで値が飛びやすい
  • ・日銀のスタンスや円買い介入への警戒

特に「米インフレの減速ペース」と「利下げ開始時期」が意識されやすく、ドル円・ユーロドル・ゴールドすべての根底テーマになります。

ドル円(USD/JPY)の12月相場予想

■ 相場テーマ

「155〜158円の高値圏で方向転換の可能性。FOMC前後が分岐点」
11月終盤からドル円は156円前後の高値圏にあり、過熱感+介入警戒ゾーンでの推移が続いています。

■ 想定シナリオ

シナリオ①:利下げ観測強まりドル安 → 下方向(確率イメージ:やや高め)

  • ・雇用統計・インフレ指標が弱い
  • ・2026年前半の利下げ観測が意識される
  • ・154 → 153 → 152円台までの調整リスク

シナリオ②:米経済が堅調 → ドル高継続 → 上方向

  • ・雇用・ISMなどが強く、利下げ観測が後退
  • ・156 → 157.50 → 158円台トライ
  • ・158円台は介入リスクが一気に高まるゾーン

シナリオ③:方向感なく 154〜157円レンジ

  • ・FOMCまではレンジ、その後ブレイクするパターンも

■ ドル円12月の総括

全体としては、「やや下方向リスクが優勢だが、上値余地も残る」というバランスです。
理由としては、

  • ・年末にかけてドルロング(買い持ち)が解消されやすい
  • ・介入警戒ゾーンに近いレベルが続いている
  • ・日本勢の実需によるドル売り(輸入・決算など)

一方で、雇用・インフレが強い限り一段高の余地も残るため、予測に固執せず「指標への反応」に合わせて柔軟に戦略を変える必要があります。

ユーロドル(EUR/USD)の12月相場予想

■ テーマ:ドル次第で1.10トライの月

11月後半からユーロは底堅く推移しており、12月は「ドル安+金利低下」が続くかどうかがカギとなります。

■ 上方向のメインシナリオ

  • ・ターゲット:1.0920 → 1.1000 → 1.1050
  • ・米ドルが弱含み、米長期金利が低下
  • ・欧州のPMIやCPIが予想比で悪くなければ、ユーロは相対的に選好されやすい

■ 下方向の警戒シナリオ

  • ・ターゲット:1.0830 → 1.0700
  • ・米経済が強く、利下げ観測が後退した場合
  • ・リスクオフでドル買いが優勢となる局面

急落しても戻しやすいのがユーロの特徴であり、基本方針は押し目買い寄りになりやすいと想定されます。

ポンドドル(GBP/USD)の12月相場予想

■ テーマ:ポンド強含み、ドル弱なら1.30が視野

ポンドは12月、ドル弱トレンドの恩恵を受けやすい通貨と想定されます。

■ 強気材料

  • ・BOEが利下げに慎重 → 金利高止まり観測
  • ・英国インフレが欧州より粘着性が高い
  • ・季節性としても、12月はポンドが動きやすい局面

■ 主なテクニカル節目

  • ・1.2650:強いサポート候補
  • ・1.2800:上抜ければモメンタムが付きやすい
  • ・1.2900:年内高値圏のターゲット

全体として、押し目買い+短期の上昇追随が有利な相場になりやすい月と考えられます。

ゴールド(XAU/USD)の12月相場予想

■ テーマ:史上高値圏での攻防、,500トライも視野

ゴールドは、ドル安・金利低下・地政学リスクの3点セットで大きく上昇しやすい資産です。
12月はその条件が揃いやすく、引き続き上昇バイアスがかかりやすいと想定されます。

■ テクニカルの目安

  • ・押し目ゾーン:$2,350〜$2,380
  • ・レジスタンス:$2,450〜$2,480
  • ・大台ターゲット:$2,500

■ 戦略

基本は押し目買い。特に雇用統計やCPI後の一時的な急落からのリバウンドは狙い目になりやすいです。

12月の主なイベント・経済指標

日付イベント注目度ポイント
12月第1週ISM製造業・非製造業、JOLTS、ADP雇用など★★★★☆雇用と景気のトレンド確認。ドルの方向感に直結。
12/6前後パウエル議長発言(予定)★★★★☆来年の利下げペース・開始時期のヒントに注目。
12/12前後米CPI(消費者物価指数)★★★★★インフレ鈍化ペース次第でドルのトレンドが変わる重要指標。
12/18前後FOMC(年内最後)★★★★★金利据え置きでも、声明文とドットチャート次第で大きく動く可能性。
12/20以降年末モード突入★★★☆☆薄商いでちょっとしたフローでも値が飛びやすい。
12/25クリスマス(欧米休場)★★★☆☆流動性激減。テクニカルが効きにくくなる時間帯も。

12月のトレード戦略まとめ

◎ 今月のキーワード:『ドルの方向性確定 → 2026年トレンドの土台』

  • ・ドル円:155〜157円は戻り売り優勢だが、指標次第で上下にブレイクもあり
  • ・ユーロドル:1.09〜1.10台トライを意識した押し目買い寄り
  • ・ポンドドル:ポンド強含み、1.28〜1.30を意識した上目線
  • ・ゴールド:押し目買い継続。$2,500トライも視野
  • ・CPI・FOMC前後はポジション軽め+逆指値徹底が必須

12月は「大きく取りたい月」でもありますが、同時に「一瞬でやられやすい月」でもあります。
方向を当てに行くよりも、「動き出したトレンドに素直に乗る」ことを意識したい1ヶ月です。

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